急に休めと言われたら休業手当が貰えるかも

朝起きて、「今日も一日バイト頑張るぞ!!!」と意気揚々とアルバイト先に向かうと、店長に「今日は暇だから帰ってくれ」と言われたら、あなたはどうしますか?

大半の人は、「店長が言っているんだから仕方ないよね・・・うんうん」と自分に言い聞かせて、一人寂しく帰宅の途に着くことでしょう。

会社側がアルバイトを使う最大の利点は、必要な時だけ働いてもらえると言う点です。正社員の様にフルタイムで働かせる必要もないので、忙しい時だけ働いてもらって、暇になったら休んでもらうと言った働かせ方ができます。

しかし、勘違いしていけません。

アルバイトの多くはシフトで管理されています。バイト先にもよりますが、1ヶ月前に次の月のシフトが決定されて、労働者はそのシフトに合わせて仕事をします。アルバイトをしている多くの人がお金に困っています。

私もフリーター生活が長かったので良く分かりますが、1ヶ月のシフトが決定したら、その一か月でどれぐらいの収入を得れるのかを計算して、その収入でどうやって生活していくのかを事前に考えます。

それなのに、シフト通りに出勤したら、会社の一方的な理由で「今日は休んでくれ」と言われたら、場合によっては生活が出来なくなってしまいます。

そういった労働者を救済するために、労働基準法26条では、

使用者の責に帰すべき事由による休業の場合においては、使用者は、休業期間中当該労働者に、その平均賃金の百分の六十以上の手当を支払わなければならない

と明記されています。

少し分かりにくいので、例を挙げて考えます。

例えば、1日の労働時間が8時間で、3時間働いた所で「暇なので帰ってくれ」と言われた場合、時給1,000円で考えると、本来は「8時間×1,000円=8,000円」の収入がありますが、実際は3時間しか働いていないので「3時間×1,000円=3,000円」の収入しか得ることができません。

ここで休業手当が登場します。

休業手当では、60/100(6割)の賃金が補償されるので、この場合であれば、「日給8000円×6割=4,800円」は補償されることになります。

3時間分の収入は無条件で支給されるので、日給補償の差額分の、「補償分4,800円-収入3,000円=1,800円」の休業手当が支払われることになります。

表にしてみましょう

休業時間 休業補償額 日給
8時間 0円 8,000円
7時間 0円 7,000円
6時間 0円 6,000円
5時間 0円 5,000円
4時間 800円 4,800円
3時間 1,800円 4,800円
2時間 2,800円 4,800円
1時間 3,800円 4,800円

※時給1,000円、1日8時間契約

表にすると分かりやすいですね。

休業時間が4時間までは日給の6割を下回るので休業補償が支給されます。しかし、労働時間が5時間を超えると、休業補償の対象となる日給の6割を超えてしまうので、休業補償されません。

なので、労働者からしてみれば、6割以上の出勤時間を超えて(10時間の労働契約だと6時間)から「帰れ!」と言われると休業手当が支給されないので損をすることとなります。(損をすると言う表現もどうかと思いますが・・・)

休業手当を申請する人は少ない?

私もアルバイトをしていた時に、何度もこういった場面に遭ったことがあります。その当時は休業手当の存在を知らなかったこともあり、「仕方ないなー」と思っていましたが、現実問題として、トラブルになって解雇される恐れもあるし、アルバイトの人で休業手当を申請する人って非常に少ないと思います。

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公開日: 2014年10月10日
更新日: 2014年10月12日
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